保育士として転職を考えていると、「次の園でも同じように悩んだらどうしよう」「転職してから後悔したくない」と不安になることがあります。
特に、今の職場を早く辞めたい気持ちが強いと、求人の給与や休日だけを見て応募したり、「今より良さそう」という印象だけで転職先を決めたりしてしまうことがあります。
しかし、転職で失敗しやすい原因は、条件の良くない求人を選ぶことだけではありません。
今の園を辞めたい理由を整理しないまま転職すること、求人票だけで判断すること、園見学や面接で確認したいことを聞けないことなど、転職先を決めるまでの判断にも注意が必要です。
大切なのは、「失敗しない園」を探すことではなく、今の職場で何が合わなかったのかを整理し、次の園では何を確認するべきかを明確にすることです。
この記事では、保育士の転職で起こりやすい失敗の原因と、同じ悩みを繰り返さないために次の園を決める前に確認したいポイントを順番に解説します。
「早く今の園を辞めたい」という気持ちだけで転職先を決める前に、一度確認しておきたいことを整理していきましょう。
保育士転職の道しるべ 編集部
私は保育士として働いた経験はありませんが、人材派遣会社の営業として、仕事や職場環境に悩む求職者と採用する企業の双方に関わってきました。転職では「今の職場を辞めたい」という気持ちだけで次を決めるのではなく、退職したい理由を整理し、求人条件や職場環境を比較することが大切です。この記事でも、転職を急いで勧めるのではなく、次の園を決める前にどこで判断を間違えやすいのか、何を確認すればよいのかを整理して解説します。
保育士の転職で失敗しやすい原因
保育士の転職で「失敗した」と感じる原因は、単純に条件の悪い園へ転職したことだけではありません。
今の職場を早く辞めたい気持ちから転職先を急いで決めたり、給与など一部の条件だけで判断したりすると、入職してから「思っていた職場と違った」と感じることがあります。
転職先を決める前に、まずどのような場面で判断を間違えやすいのか確認しておきましょう。
今の園を辞めたい気持ちだけで次の職場を決める
人間関係や勤務条件への不満が大きいと、「とにかく今の園から離れたい」という気持ちが強くなることがあります。
その状態で求人を見ると、仕事内容や職場環境を十分に比較せず、「今より良さそう」という理由だけで応募先を決めてしまうことがあります。
しかし、今の園を辞められることと、次の園が自分に合っていることは別です。
転職活動を始める前に、
- 今の園で何がつらいのか
- その問題は職場を変えれば解決できそうか
- 次の園では何を変えたいのか
を整理しておきましょう。
「今の園から離れること」ではなく、「次の園で働き続けられること」を基準に求人を見ることが大切です。
給与など一つの条件だけで決める
転職先を探すときに、給与が今より高い求人へ魅力を感じることは自然です。
ただし、給与だけで職場を決めると、入職後に休日や勤務時間、仕事内容など別の部分で負担を感じる可能性があります。
求人を見るときは、給与だけではなく、
- 年間休日や休みの取り方
- 勤務時間やシフト
- 残業について確認できる情報
- 仕事内容
- 通勤時間
- 保育方針
なども合わせて比較しましょう。
「給与は上がったけれど、働き方は以前よりつらくなった」とならないためにも、自分が何を優先したいのか決めておくことが重要です。
「人間関係が良さそう」という印象だけで選ぶ
現在の園で人間関係に悩んでいると、次は「雰囲気の良い園で働きたい」と考える人もいると思います。
しかし、求人情報の写真や短時間の見学だけで、職員同士の人間関係をすべて把握することは難しいです。
「優しそうな職員が多かった」という印象だけではなく、
- 園長や主任へ相談できる体制があるか
- 中途入職者へのフォローについて説明があるか
- 職員同士がどのように情報共有しているか
- 質問したときに具体的に答えてもらえるか
など、確認できる事実を増やして判断しましょう。
求人票だけを見て応募先を決める
求人票には給与や勤務時間、休日など重要な情報が掲載されていますが、実際の職場の雰囲気や仕事の進め方まですべて分かるわけではありません。
条件が希望に合っていても、実際に働き始めると「想像していた保育方針と違った」「職員の働き方が自分には合わなかった」と感じることがあります。
可能であれば園見学や面接などを利用し、
- 実際の保育の様子
- 職員の働き方
- 園内の雰囲気
- 求人票で分からなかった勤務条件
- 入職後の仕事内容
を確認してから判断しましょう。
面接で気になることを確認しない
面接では「採用してもらいたい」という気持ちから、園側の質問に答えることだけに集中してしまう場合があります。
しかし、面接は園が応募者を見るだけではなく、応募者が「自分に合う職場なのか」を確認する機会でもあります。
入職後に後悔しないためには、
- 入職後に担当する可能性がある業務
- 勤務時間やシフト
- 職員の教育やフォロー体制
- 保育方針
- 求人票を見て疑問に感じたこと
など、事前に質問したい内容を整理しておきましょう。
内定が出たことで安心し、入職を急いで決める
転職活動が長くなると、内定が出たことに安心して「せっかく受かったから」と、そのまま入職を決めたくなることがあります。
しかし、内定が出たことと、その園が自分に合っていることは同じではありません。
最終的に決める前に、
- 希望していた条件と合っているか
- 面接や園見学で気になった点が残っていないか
- 今の園で悩んでいた原因を繰り返しそうではないか
- 退職日と入職日の予定に無理がないか
をもう一度確認してみましょう。
転職で失敗しないために重要なのは、完璧な園を探すことではなく、決断する前に必要な情報を確認し、自分が納得して選ぶことです。
次は、これらの失敗を防ぐために、転職活動を始める前にまず何を整理すればよいのかを確認していきます。
転職活動を始める前に整理したいこと
転職で同じ悩みを繰り返さないためには、求人を探し始める前に、今の職場で何が合わなかったのかを整理しておくことが大切です。
「人間関係がつらい」「もっと働きやすい園がいい」だけでは、次の求人を見たときに何を基準に比較すればよいのか分かりにくくなります。
まずは、今の園を辞めたい理由を、次の職場で確認する条件へ置き換えるところから始めましょう。
今の園を辞めたい理由を書き出す
最初に、現在の園で不満や負担に感じていることを書き出してみましょう。
たとえば、
- 園長や先輩との人間関係がつらい
- 残業や持ち帰り仕事が多い
- 休みを取りにくい
- 給与と仕事量が合っていないと感じる
- 園の保育方針に納得できない
- 相談できる人がいない
などです。
複数ある場合は、一つに絞る必要はありません。
むしろ、「人間関係だけだと思っていたけれど、勤務時間や保育方針にも不満があった」と気づくこともあります。
自分で改善できる問題か、環境を変えた方がよい問題かを分ける
辞めたい理由を書き出したら、それぞれが今の園で改善できる可能性があるのかを考えてみます。
たとえば、特定の職員との関係だけが問題で、配置変更によって負担が減りそうであれば、転職以外の選択肢が残っている場合があります。
一方で、
- 園全体に相談しにくい雰囲気がある
- 何度伝えても残業や業務量が改善されない
- 園の保育方針そのものが自分と合わない
- 職員の退職が続いている
など、自分一人では変えにくい問題であれば、職場を変えることを検討する理由になります。
今の園で改善できることまで、すべて転職で解決しようとしないことも失敗を防ぐポイントです。
次の職場で変えたいことを具体的にする
今の園で嫌だったことが分かったら、それを次の職場で確認する条件へ変えてみましょう。
たとえば、
- 相談しにくかった → 園長や主任への相談体制を確認する
- 残業が多かった → 勤務時間や残業について確認する
- 保育方針が合わなかった → 園見学や面接で保育の考え方を確認する
- フォローがなかった → 中途入職者への教育体制を確認する
- 休みを取りにくかった → 休日やシフトの決まり方を確認する
このように置き換えると、「なんとなく良さそうな園」ではなく、自分が働き続けやすい条件を基準に求人を比較できるようになります。
譲れない条件を2〜3個に絞る
転職先に求める条件をすべて満たそうとすると、応募できる求人が少なくなり、なかなか転職先を決められないことがあります。
そのため、希望条件は、
- 絶対に譲れない条件
- できれば満たしたい条件
- ほかの条件が良ければ妥協できる条件
に分けてみましょう。
特に譲れない条件は2〜3個程度に絞っておくと、複数の求人を比較するときに判断しやすくなります。
たとえば、「給与は多少下がっても休日を優先したい」「通勤時間より相談しやすい職場を重視したい」など、自分の中で優先順位を決めておきます。
転職の目的を「今の園を辞めること」にしない
転職で失敗しやすいのは、「今の園から離れられればいい」という状態で次の職場を選んでしまうことです。
退職することは一つの区切りですが、本来の目的は、次の職場で今より無理なく働き続けられる環境を探すことです。
そのため、求人を探す前に、
「次の園では、今の職場と何を変えたいのか」
を一度言葉にしておきましょう。
ここが明確になれば、求人票や園見学、面接で確認するべきポイントも決めやすくなります。
次は、実際に求人を見るときに、給与や休日など一部の条件だけで判断しないための確認ポイントを整理します。
求人を見るときは一つの条件だけで判断しない
転職先を探すときは、給与や休日など目につきやすい条件だけで判断しないことが大切です。
今の園で不満だった部分が改善されていても、別の条件が自分に合っていなければ、入職後に新しい負担を感じる可能性があります。
求人を見るときは、「良い条件があるか」だけではなく、「自分が働き続けるうえで気になる条件が残っていないか」という視点でも確認しましょう。
給与だけでなく働く時間も確認する
給与が今より高い求人は魅力的に見えますが、勤務時間や残業、シフトなども合わせて確認する必要があります。
たとえば、給与が上がっても、
- 勤務時間が長くなる
- 早番・遅番の回数が増える
- 通勤時間が長くなる
- 残業が増える
といった変化があれば、実際の働きやすさは今より悪くなる可能性もあります。
給与だけを見るのではなく、その金額でどのような働き方になるのかまで確認しましょう。
休日は日数だけでなく取り方も確認する
年間休日の数字だけでは、実際にどのような休み方になるのか分からないことがあります。
求人を見るときは、
- 週休の取り方
- 土曜日出勤の有無
- 行事による休日出勤があるか
- 希望休について確認できるか
- 長期休暇について記載があるか
なども見ておきましょう。
今の園で「休みを取りにくいこと」が不満だったのであれば、単に年間休日が多い求人を選ぶのではなく、実際の休日の取り方まで確認することが重要です。
仕事内容が自分の希望と合っているか確認する
同じ保育士の求人でも、園によって任される仕事内容や役割は異なります。
たとえば、
- 担任を持つ可能性があるか
- 書類作成はどの程度あるか
- 行事の準備や運営をどのように分担しているか
- 保護者対応をどのように行っているか
- 自分の経験年数に対してどのような役割を期待されるか
などです。
「保育士募集」と書かれているだけで仕事内容を想像せず、求人票や面接で実際に任される仕事を確認しておきましょう。
保育方針は自分の考えと大きくズレていないかを見る
給与や休日が希望に合っていても、園の保育方針が自分と大きく違えば、働き始めてから悩むことがあります。
園のホームページや求人情報だけでなく、可能であれば園見学や面接も利用して、
- どのような保育を大切にしているか
- 子どもへの関わり方
- 行事に対する考え方
- 職員が保育について意見を出せる環境か
などを確認してみましょう。
今の園で保育方針に悩んでいた人ほど、次の園では条件面だけでなく、保育に対する考え方も重要な比較ポイントになります。
求人票に書かれていないことは面接や園見学で確認する
求人票だけですべての職場環境を判断することはできません。
給与や勤務時間などの基本条件を確認したうえで、求人票だけでは分からない部分は面接や園見学で確認しましょう。
たとえば、
- 入職後のフォロー体制
- 職員同士の連携方法
- 業務の分担
- 実際の園内の雰囲気
- 求人票を見て疑問に感じた条件
などです。
一度の見学だけで職場のすべてを把握することはできませんが、確認できる情報を増やすことで、入職後の「思っていたのと違った」を減らしやすくなります。
条件を見るときは「今の園より良いか」だけで比較しない
転職活動では、「今の園より給与が高い」「今より休みが多い」と比較したくなることがあります。
しかし、今の職場より一つの条件が改善するだけで、自分に合う職場になるとは限りません。
今の園との比較だけではなく、自分が次の職場で重視すると決めた条件を満たしているかを基準に判断しましょう。
次は、求人票だけでは分かりにくい部分を確認するために、園見学や面接でどこを見ればよいのかを整理します。
園見学や面接で確認したいポイント
求人票の条件が希望に合っていても、実際の職場の雰囲気や働き方まですべて分かるわけではありません。
転職後に「思っていた園と違った」と感じる可能性を減らすためには、可能であれば園見学や面接を利用して、求人票だけでは分からない部分を確認しておきましょう。
大切なのは、「雰囲気が良さそう」という印象だけで決めず、自分が転職先で重視している条件を具体的に確認することです。
職員同士の関わり方を見る
人間関係は、短時間の園見学だけですべて判断できるものではありません。
ただし、職員同士の普段の関わり方を見ることで、職場を考える材料を増やすことはできます。
たとえば、
- 職員同士が自然に声を掛け合っているか
- 困っている職員を周囲がフォローしているか
- 園長や主任と現場の職員がどのように話しているか
- 質問や確認をしやすそうな雰囲気があるか
- 職員が慌ただしすぎる状態になっていないか
などを見てみましょう。
「笑顔の職員が多かったから人間関係が良い」と決めつけるのではなく、自分が働く姿を想像したときに違和感がないかを確認することが大切です。
園長や主任へ相談できる体制があるか確認する
今の職場で「困っても相談できなかった」ことが転職理由になっている場合は、次の園で相談体制について確認しておきたいところです。
面接では、
- 入職後は誰に相談することになるのか
- 中途入職者へのフォローはどのように行うのか
- 仕事に慣れるまでどのような支援があるのか
- 困ったときに面談や相談の機会があるのか
などを質問できます。
制度があるかどうかだけではなく、具体的にどのように運用しているのかを聞くと、入職後のイメージを持ちやすくなります。
実際に任される仕事内容を確認する
求人票を見ただけでは、入職後にどのクラスを担当する可能性があるのか、どの程度の業務を任されるのか分からないことがあります。
面接では、
- 担任を持つ可能性があるか
- 複数担任なのか一人担任なのか
- 書類作成はどのように分担しているか
- 行事の準備は誰が担当するのか
- 中途入職者に最初からどの程度の仕事を任せるのか
などを確認してみましょう。
仕事内容を具体的に確認しておけば、「想像していたより業務量が多かった」というミスマッチを減らしやすくなります。
残業や勤務時間は具体的に質問する
求人票に「残業少なめ」などと書かれていても、それだけでは実際の働き方をイメージしにくい場合があります。
気になる場合は、
- 通常は何時頃に退勤する職員が多いか
- 行事前は勤務時間がどう変わるか
- 書類作成を勤務時間内に行えるか
- 早番・遅番はどのくらいの頻度か
- 業務をどのように分担しているか
など、自分が知りたい内容を具体的に聞いてみましょう。
今の園で勤務時間に悩んでいるのであれば、次の園でも同じ状態にならないよう、曖昧なまま入職を決めないことが重要です。
保育方針は言葉だけでなく実際の様子も見る
園のホームページには、保育理念や大切にしている考え方が掲載されていることがあります。
ただし、文章を読むだけでは、自分が実際に働くときのイメージまで分からないことがあります。
園見学では、
- 保育士が子どもへどのように声を掛けているか
- 子どもがどのように過ごしているか
- 活動の進め方が自分の考えと大きく違わないか
- 職員がどのように連携して保育しているか
なども確認してみましょう。
自分が大切にしたい保育と大きな違いがある場合は、給与や休日が希望どおりでも、働き始めてから違和感が出る可能性があります。
気になることを聞けないまま入職を決めない
面接では「悪い印象を持たれたくない」と考えて、質問することをためらう人もいると思います。
しかし、入職後に長く働けるかを判断するためには、自分にとって重要なことを確認しておく必要があります。
面接前に、
- 絶対に確認したいこと
- 求人票を読んでも分からなかったこと
- 今の園で悩んでいて、次の園では変えたいこと
をメモしておくと、聞き忘れを防ぎやすくなります。
園見学や面接は、採用してもらうためだけの場ではなく、自分がその園で働き続けられそうかを確認する場として活用しましょう。
次は、内定が出たあとに焦って入職を決めないために、承諾する前にもう一度確認しておきたいことを整理します。
内定を承諾する前にもう一度確認したいこと
面接が終わり内定をもらうと、「せっかく採用してもらえたから、この園に決めよう」と安心することがあります。
しかし、内定が出たことと、その園が自分に合っていることは別です。
転職後の失敗を減らすためには、承諾する前に求人票・面接・園見学で確認した内容にズレがないかをもう一度整理することが大切です。
求人票と提示された条件に違いがないか確認する
まず、応募時に見ていた求人内容と、実際に提示された勤務条件に違いがないか確認しましょう。
特に確認したいのは、
- 給与や手当
- 勤務時間
- 休日
- 雇用形態
- 勤務開始日
- 配属先や担当業務
などです。
面接中の説明だけで判断せず、書面などで確認できる内容があれば、自分が理解している条件と一致しているか見ておきましょう。
分からない部分が残っている場合は、承諾する前に確認しておく方が安心です。
今の園を辞めたい原因が繰り返されそうではないか考える
次に、転職を考えたきっかけをもう一度振り返ります。
たとえば今の園で、
- 人間関係に悩んでいた
- 残業や業務量が多かった
- 休みを取りにくかった
- 保育方針が合わなかった
- 相談できる環境がなかった
のであれば、転職先ではその問題が改善できそうか確認します。
「給与が上がるから」「通勤が近くなるから」という一つのメリットだけで決めず、自分が転職で変えたかった部分が本当に改善できそうかを考えてみましょう。
面接や園見学で感じた違和感をそのままにしない
面接や園見学をしたときに、「少し気になる」と感じたことがあった場合は、その違和感を無視しないことも大切です。
たとえば、
- 質問への回答が曖昧だった
- 求人票と説明が少し違っていた
- 職員がかなり忙しそうだった
- 自分が考えていた保育方針と違いを感じた
- 入職後の仕事内容が分かりにくかった
などです。
一つの違和感だけで「悪い園」と判断する必要はありませんが、自分にとって重要な部分であれば、承諾前にもう一度確認しておきましょう。
「内定をもらえたから」という理由だけで決めない
転職活動中は、不採用が続いたり面接に時間がかかったりすると、内定が出た時点で転職活動を終わらせたくなることがあります。
しかし、
- 最初に決めた譲れない条件を満たしているか
- ほかに比較したい求人は残っていないか
- 入職後に働くイメージを持てるか
- 気になる点を納得できるまで確認できたか
を一度整理してみましょう。
採用されたことへの安心感と、「この園で働きたい」という判断は分けて考えることが大切です。
入職日と現在の園の退職日を確認する
在職中に転職活動をしている場合は、転職先の入職日だけでなく、現在の園をいつ退職できるのかも確認する必要があります。
入職日を急いで決めると、
- 現在の園への退職申し出が間に合わない
- 引き継ぎ期間が短くなる
- 退職直後から勤務が始まり休む期間がない
といったことも考えられます。
転職先から希望する入職時期を聞かれた場合も、現在の勤務先の就業規則や退職までの予定を確認してから相談しましょう。
退職をいつ伝えるか迷っている場合は、以下の記事でも詳しく整理しています。
保育士の退職は何ヶ月前に伝える?年度途中・年度末で迷うときの確認ポイント
100点の職場ではなく、納得できる職場かで判断する
給与、休日、人間関係、通勤、仕事内容など、すべてが理想どおりの職場を探そうとすると、転職先を決められなくなることもあります。
大切なのは、完璧な園を探すことではありません。
自分が譲れない条件を満たしていて、妥協する部分についても納得できているかを基準に判断しましょう。
内定を承諾する前に一度確認する時間を作ることで、「早く転職したかったから決めた」という失敗を防ぎやすくなります。
次は、転職サービスを利用する場合に、紹介された求人をそのまま選ばず、自分でも確認しておきたいポイントを整理します。
転職サービスを使う場合も紹介された求人をそのまま選ばない
保育士向けの転職サービスを利用すると、自分の希望条件に合わせて求人を紹介してもらえることがあります。
在職中で求人を探す時間が限られている人にとっては、複数の求人を比較する方法の一つになります。
ただし、担当者から紹介された求人だからといって、自分に合う職場だと決めつける必要はありません。
転職後の失敗を防ぐためには、紹介された求人も自分で条件を確認し、納得できるかを判断することが大切です。
最初に譲れない条件を具体的に伝える
転職サービスを利用するときは、「働きやすい園を探したい」「人間関係が良いところがいい」と伝えるだけでは、希望する職場を絞りにくいことがあります。
できるだけ、
- 希望する勤務地
- 通勤時間
- 給与
- 休日や勤務時間
- 避けたい働き方
- 希望する保育方針
- 今の園で転職を考える原因になったこと
などを具体的に整理して伝えましょう。
特に、今の職場で悩んでいる原因を共有しておけば、同じ条件の求人を避けるための材料になります。
「おすすめされたから」だけで応募しない
担当者から求人を紹介されると、「自分に合っているから紹介されたのだろう」と考えることがあります。
しかし、自分が実際に働く職場を最終的に決めるのは自分です。
紹介を受けたら、
- 自分が希望していた条件と一致しているか
- 求人票で分からない部分がないか
- 今の園で嫌だったことが繰り返されそうではないか
- なぜ自分にこの求人を紹介したのか
を確認してみましょう。
希望と違うと感じた場合は、無理に応募するのではなく、どこが合わなかったのかを担当者へ伝えることで、次に紹介される求人の条件を調整しやすくなります。
職場の雰囲気については具体的な情報を確認する
人間関係に悩んで転職する場合は、「人間関係の良い園を紹介してほしい」と考える人もいると思います。
ただし、人間関係の良し悪しを一言で判断することは難しいため、できるだけ具体的な情報を確認しましょう。
たとえば、
- 職員の定着について確認できる情報があるか
- 中途入職者へのフォロー体制はどうなっているか
- 園長や主任へ相談できる環境について確認できるか
- 職員配置や働き方について分かることがあるか
などです。
担当者から聞いた情報だけで人間関係を断定するのではなく、園見学や面接でも自分自身で職場の様子を確認しましょう。
求人票と面接で説明された内容に違いがないか見る
転職サービス経由で応募する場合も、求人情報を見ただけで条件を把握したつもりにならないことが大切です。
面接や園見学では、
- 給与や手当
- 勤務時間
- 休日
- 仕事内容
- 配属予定
- 入職予定日
など、重要な条件を改めて確認します。
説明を聞いて疑問に感じたことがあれば、そのままにせず確認してから入職を判断しましょう。
応募や内定を断りたい場合は自分の意思を伝える
求人を紹介してもらったからといって、必ず応募したり、内定を承諾したりする必要があると考えすぎなくてもよいでしょう。
実際に求人を確認して、
- 希望条件と違った
- 園見学で違和感があった
- ほかの求人と比較したい
- 今は転職しないことにした
などの理由で進まないと判断することもあります。
その場合は、曖昧なまま選考を進めるのではなく、自分の考えを担当者へ伝えましょう。
転職サービスは転職先を決めてもらうものではなく、自分が求人を比較して判断するための一つの手段として利用するという考え方が大切です。
レバウェル保育士を検討するなら利用前に特徴を確認する
保育士向けの転職サービスの一つに、レバウェル保育士があります。
利用を考えている場合は、登録する前に「どのような連絡があるのか」「自分に向いているサービスなのか」なども確認しておきましょう。
レバウェル保育士については、口コミや電話連絡、利用前に確認しておきたいポイントを以下の記事で整理しています。
レバウェル保育士の口コミ・評判は?電話がしつこいと感じる理由と向いている人
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次は、この記事の内容をまとめながら、転職先を決める前に最後に確認しておきたいポイントを整理します。
まとめ|保育士の転職で失敗しないために次の園を決める前に確認する
保育士の転職で「失敗した」と感じる原因は、条件の悪い園を選んだことだけではありません。
今の園を早く辞めたい気持ちから転職先を急いで決めたり、給与など一つの条件だけで判断したり、求人票だけを見て入職を決めたりすることでも、転職後のミスマッチにつながることがあります。
そのため、転職先を決める前に、まず今の園で何が合わなかったのか、次の職場では何を変えたいのかを整理しておきましょう。
転職先を決める前に確認したいこと
- 今の園を辞めたい理由を具体的に整理できているか
- 次の園で譲れない条件を決めているか
- 給与だけでなく休日・勤務時間・仕事内容も比較したか
- 保育方針が自分の考えと大きく違わないか
- 園見学や面接で気になることを確認したか
- 求人票と実際に提示された条件に違いがないか
- 内定が出たことだけを理由に入職を急いでいないか
特に今の職場への不満が大きいと、「ここではない園ならどこでもいい」と考えやすくなります。
しかし、今の園を辞めることと、次の園で無理なく働き続けられることは別です。
「今より良い園か」だけではなく、「自分が次の職場で変えたいことを満たしているか」を基準に求人を比較しましょう。
求人票や園見学で具体的に何を確認すればよいか迷っている人は、以下の記事でも職場選びのポイントを整理しています。
保育士の転職先はどう選ぶ?求人票・園見学で確認したい職場条件
また、現在の園で働きながら転職活動を進めたい場合は、求人探し・面接・退職をどの順番で進めるかも整理しておくと動きやすくなります。
保育士は在職中に転職活動できる?求人探し・面接・退職を進める順番
人間関係が理由で転職を考えているものの、まだ本当に辞めるべきか迷っている場合は、以下の記事も参考にしてください。
保育士の人間関係がつらくて辞めたい人へ|退職・転職を決める前の判断ポイント
一人で求人を探したり複数の園を比較したりすることが難しい場合は、保育士向けの転職サービスを利用して情報を集める方法もあります。
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レバウェル保育士の口コミ・評判は?電話がしつこいと感じる理由と向いている人
転職で失敗しないために大切なのは、完璧な園を探すことではなく、今の職場で感じた悩みを次の職場選びに活かし、自分が納得できる情報を確認してから決めることです。


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