営業職を辞めたい20代の中には、「営業そのものが向いていないのか」「会社を変えれば続けられるのか」と迷っている人もいると思います。
数字のプレッシャー、新規開拓、上司からの詰め、顧客対応、残業や休日連絡などが重なると、営業を続けること自体に限界を感じることがあります。
ただし、営業を辞めたい原因が、営業職そのものにあるとは限りません。商材に納得できない、電話営業が合わない、評価制度や上司の指導方法に問題があるなど、会社や営業方法を変えることで改善するケースもあります。
反対に、顧客との会話や交渉、数字を追い続ける働き方そのものが強い負担になっている場合は、営業職以外への転職を検討した方がよいこともあります。
大切なのは、「営業に向いていない」とすぐに決めるのではなく、何がつらいのかを分け、営業を辞めるべきなのか、会社や働き方を変えるべきなのかを判断することです。
この記事では、通信営業と人材派遣営業を経験した筆者の体験も交えながら、営業職を辞めたい20代に向けて、辞めたい原因の整理方法、営業を続けやすいケース、別職種を検討しやすいケース、次の求人で確認したい条件を解説します。
営業職を辞めたい理由は、営業そのものだけとは限りません
営業経験者325人への調査では、「営業すること自体が苦手」「なかなか良い成果を出せない」のほか、「上司からのプレッシャー」「休日出勤や残業時間」など、職場環境や働き方に関する理由も挙げられています。
出典:株式会社カケハシスカイ「営業職を辞めたい理由は?325人に聞いた対処法と辞める前に知っておきたいこと」。調査対象は、前職または現職で営業職の経験がある男女325人です。20代だけを対象とした調査ではないため、営業経験者全体の傾向として参考にしてください。棒の長さは最大値を100とした相対表示です。
調査結果を見ると、営業職を辞めたい理由は、大きく「営業業務そのもの」「現在の職場環境」「勤務条件」に分けられます。
顧客との会話や提案自体が苦痛で、営業方法や商材が変わっても負担が残る場合は、営業職そのものが合っていない可能性があります。
一方で、「上司からのプレッシャー」「成果が給与に反映されない」「休日出勤や残業が多い」といった悩みは、営業職ではなく、現在の会社の評価制度や働き方が原因かもしれません。
「成果が出ない」という悩みも、本人の適性だけでなく、教育不足、商材、担当顧客、営業方法など複数の要因が考えられます。
そのため、すぐに「自分は営業に向いていない」「辞めたいのは甘えだ」と決めつけず、営業を辞めた方がよいのか、会社や商材、営業方法を変えれば改善するのかを分けて考えることが大切です。
この記事を書いた人|通信営業・人材派遣営業を経験
20代転職の
道しるべ
筆者は、通信回線営業と人材派遣営業を経験しています。通信営業では全国1位を経験し、人材派遣会社では主任として、求職者と企業の双方に対応してきました。
営業で成果を出せた一方で、数字のプレッシャーや商材への納得感、働き方、今後のキャリアに悩み、「成果が出ていること」と「営業を続けたいこと」は別だと感じた経験があります。
また、人材営業では、同じ営業職でも、商材、顧客、営業方法、評価制度、上司によって働きやすさが変わる場面を見てきました。
この記事では、営業を続けるよう勧めたり、すぐに別職種へ転職するよう勧めたりするのではなく、営業そのものが合わないのか、現在の会社や営業方法が合わないのかを判断する材料を、筆者の経験も交えて解説します。
営業を辞める・会社を変える・営業方法を変えるの3つに分ける
営業職を辞めたいと感じたときは、すべてを「営業に向いていない」でまとめず、何を変える必要があるのかを分けて考えることが大切です。
営業そのものから離れた方がよい場合もあれば、会社、営業方法、扱う商材を変えることで負担が減る場合もあります。
まずは、自分の辞めたい原因が次のどの方向に近いかを確認してみましょう。
| 判断の方向 | 該当しやすい原因 | 確認すること |
|---|---|---|
| 会社を変える | 上司からの詰め、評価制度、残業、休日対応、教育体制 | 同じ営業職でも、会社が変われば負担が減りそうか |
| 営業方法・商材を変える | テレアポ、新規開拓、個人営業、勧めにくい商材 | 既存営業、反響営業、法人営業、別業界なら続けられそうか |
| 営業職を辞める | 顧客との交渉、商品を勧めること、数字を追う働き方そのものが負担 | 会社や営業方法が変わっても、営業活動への抵抗が残りそうか |
すぐに一つへ決める必要はありません。次の表で、辞めたい原因ごとに考えられる問題と確認する条件・選択肢を見ていきましょう。
辞めたい原因ごとに、考えられる問題を確認する
| 辞めたい原因 | 考えられる問題 | 確認する条件・選択肢 |
|---|---|---|
| 新規の電話営業がつらい | 営業職全体ではなく、新規開拓の方法が合っていない可能性 | 既存営業、反響営業、ルート営業 |
| 商材を勧めることに納得できない | 営業力ではなく、商材や会社への不信感 | 別業界、別商材、契約後の支援内容 |
| ノルマのプレッシャーが強い | 営業職そのもの、または評価制度が合っていない可能性 | 個人・チーム評価、固定給の割合、未達時の対応 |
| 成果が出ても辞めたい | 適性ではなく、働き方や精神的な負担の問題 | 残業、休日対応、顧客層、上司、将来性 |
| 顧客との会話や交渉自体が苦痛 | 対人折衝が多い仕事そのものが合わない可能性 | 顧客対応の割合、電話・交渉業務の有無、一人で作業する時間、数値目標の内容 |
| 成果が出ない | 教育、商材、顧客層、営業方法、本人の適性など複数の可能性 | 研修、同行、見込み客の質、担当エリア、成功例 |
営業職そのものを辞める判断に近いケース
顧客との会話や交渉、商品を勧めること、数字を追い続ける働き方そのものに強い負担を感じる場合は、営業職以外も検討する余地があります。
ただし、「断られるのがつらい」という理由だけで、営業全体が合わないとは断定できません。
新規開拓では断られる回数が多くても、既存顧客への提案や問い合わせ対応では負担の感じ方が変わることがあります。
会社、商材、営業方法が変わっても、対人業務や数字を追うことへの抵抗が残りそうかを考えてみましょう。
営業方法や顧客層を変えると改善する可能性があるケース
営業職を辞めたい原因が、飛び込み、テレアポ、個人向け営業など、現在の営業方法に限られていることもあります。
新規営業は苦手でも、既存顧客との関係を深める仕事は苦にならない人もいます。電話では説明しにくくても、対面やオンライン商談では提案しやすい人もいます。
個人営業と法人営業、電話営業と訪問営業、新規営業と既存営業では、顧客との関係や求められる動き方が異なります。
「現在の営業方法がつらい」のか、「営業活動そのものを続けたくない」のかを分けて考えることが大切です。
会社や商材を変えると改善する可能性があるケース
自分が価値を感じられない商品を勧めることや、顧客に不利益があると感じる提案を続けることが、負担になっている場合もあります。
また、個人ノルマだけで評価される、成果が給与に反映されない、未達時に強く詰められるといった環境では、営業実績がある人でも消耗します。
この場合は、営業への適性よりも、商材への納得感、評価方法、上司の指導、残業や休日対応など、会社固有の条件を確認した方がよいでしょう。
成果が出ないだけで営業に向いていないと判断しない
契約が取れない状態が続くと、「営業の才能がない」と考えやすくなります。
しかし、成果は本人の適性だけでなく、教育体制、商材の競争力、見込み客の質、担当エリア、価格、会社の知名度などにも左右されます。
十分な研修や同行がないまま結果だけを求められている場合は、会社や教育環境を変えることで改善する可能性があります。
反対に、営業方法や商材が変わっても、顧客とのやり取りや数字を追うこと自体を続けたくない場合は、別職種を検討する判断もあります。
営業を辞めるか、会社や営業方法を変えるかは、成果の有無だけではなく、何に負担を感じ、何を変えれば続けられそうかを基準に判断しましょう。
成果が出ていても営業を辞めたくなることはある
営業職で成果が出ているからといって、その仕事を今後も続けたいとは限りません。
筆者は通信回線営業で全国1位を経験し、その後は人材派遣営業で主任として、求職者と企業の双方に対応してきました。
営業として評価された経験はありますが、それでも数字を追い続ける働き方や、商材への納得感、今後のキャリアについて悩んだことがあります。
筆者が営業経験から感じたこと
通信営業では、契約件数や順位が数字で分かるため、成果が出たときの達成感がありました。一方で、結果を出し続けなければならないプレッシャーもありました。
人材派遣営業では、商品を売るだけでなく、求職者の希望、企業の採用条件、就業後の問題など、双方の事情を調整する必要がありました。
同じ営業職でも、扱う商材、顧客、目標の追い方、社内で求められる役割によって、負担の感じ方は大きく異なります。
この経験から、成果を出せることと、その働き方を長く続けたいことは別だと感じました。
成果だけで営業への適性を判断しない
営業成績が良い人でも、商材に納得できない、休日対応が多い、数字への緊張が続くといった理由で、営業を辞めたいと感じることがあります。
そのため、成果が出ているからといって、「営業に向いているのだから続けるべき」と決めつける必要はありません。
反対に、現在成果が出ていないだけで、営業職に向いていないとも断定できません。
研修や同行が少ない、見込み客の質に差がある、商材が売りにくい、担当エリアが厳しいなど、本人以外の条件が結果に影響している場合もあります。
辞めたい原因が変われば、選ぶべき転職先も変わる
数字を追うこと自体を今後も続けたくない場合は、営業職以外を検討する選択肢があります。
一方で、新規開拓や現在の商材、評価制度だけが負担になっている場合は、別の営業職へ移ることで改善する可能性もあります。
営業を辞めたいと感じたときは、成果の有無だけではなく、どの業務に負担を感じ、どの条件なら続けられそうかを基準に判断することが大切です。
営業職そのものを辞める判断に近いケース
会社や商材、営業方法を変えれば負担が減る人がいる一方で、営業業務そのものを今後も続けたくないと感じる人もいます。
営業職以外への転職を考える場合は、「成果が出ないから」「今の会社が嫌だから」だけで判断せず、営業方法や環境が変わっても負担が残りそうかを確認することが大切です。
顧客との会話や交渉そのものが強い負担になっている
営業職では、商品を説明するだけでなく、相手の要望を聞き、質問に答え、条件を調整しながら契約まで進めます。
新規営業や電話営業に限らず、顧客との会話、提案、交渉そのものに強い疲れを感じる場合は、対人折衝の少ない仕事も比較する余地があります。
ただし、「人前で話すのが得意ではない」というだけで、営業に向いていないとは限りません。話す量よりも、相手の話を聞き、必要な情報を整理する力が求められる営業もあります。
営業方法や顧客層が変わっても、人とのやり取りが多い仕事を続けたくないと感じるかどうかが、一つの判断材料になります。
数字で評価され続ける働き方を今後も続けたくない
営業職では、売上、契約件数、アポイント数など、目標が数値で設定されることが一般的です。
現在のノルマが厳しいだけであれば、チーム評価や既存営業など、評価方法の異なる会社へ移ることで負担が減る可能性があります。
一方で、目標の大小にかかわらず、毎月数字を追い、成果で評価される働き方そのものを続けたくない場合は、営業職以外の仕事も比較した方がよいでしょう。
「数字が苦手」とまとめるのではなく、目標管理が負担なのか、未達時の扱いがつらいのか、売上を追う役割そのものから離れたいのかを分けて考えることが重要です。
営業方法や商材を変えても抵抗が残りそう
飛び込み営業がつらいのであれば、既存営業や反響営業へ移ることで改善する可能性があります。商材に納得できないのであれば、業界や取り扱うサービスを変える選択肢もあります。
しかし、営業方法や商材を変えた場面を想像しても、「商品を勧めること自体を続けたくない」「契約を取る役割から離れたい」と感じる場合は、営業職そのものを見直す判断もあります。
現在の会社だけが原因なのか、営業活動への抵抗が残るのかを確認してみましょう。
営業以外に取り組みたい業務が具体的にある
営業がつらいという理由だけで、職種名を先に決めると、仕事内容を十分に確認しないまま転職してしまう可能性があります。
営業職以外へ移る場合は、「人と話さない仕事がよい」と考えるだけでなく、次の仕事でどのような業務を担当したいかを具体化しましょう。
たとえば、資料作成、数値管理、顧客支援、社内調整など、これまでの営業経験の中で比較的負担が少なかった業務や、今後も生かしたい経験を整理します。
同じ職種でも、顧客対応の量、数値目標、電話対応、残業、教育体制は会社によって異なります。職種名ではなく、実際に担当する業務と評価方法を確認することが大切です。
営業を辞めるかは、環境を変えた場合も考えて判断する
営業職以外への転職を検討しやすいのは、会社、商材、営業方法を変えても、顧客対応や数字を追う働き方への負担が残ると考えられる場合です。
反対に、新規開拓、商材、評価制度、上司など、現在の会社に限られた原因が大きい場合は、別の営業職へ移る選択肢も残ります。
営業を続けることも、営業職を辞めることも、どちらが正解とは一概に言えません。次の仕事で避けたい条件と、今後も生かしたい経験を整理したうえで判断しましょう。
営業を辞めたい理由を、次の求人選びの条件に変える
営業職を辞めたい気持ちが強くなっても、必ず今の会社に残る必要はありません。
ただし、原因や次の条件を整理しないまま退職すると、転職先でも同じ悩みを繰り返す可能性があります。
営業を辞めるのか、会社や営業方法を変えるのかを判断するために、退職前に次の5点を確認しましょう。
何を変えれば負担が減るのか
最初に、「何がつらいか」だけでなく、どの条件が変われば負担が減りそうかを考えます。
たとえば、テレアポがつらいなら既存営業や反響営業、商材に納得できないなら別業界、数字を追うこと自体が苦痛なら営業以外の職種が選択肢になります。
会社や営業方法を変えても負担が残りそうなら、営業職そのものを見直す判断もあります。
現在の会社で改善できる可能性があるか
部署異動、担当顧客の変更、営業方法の見直し、研修や同行の追加などにより、状況が変わる場合があります。
ただし、改善できる可能性があることと、実際に会社が対応してくれることは別です。
上司へ相談しても対応されない、異動の見込みがない、長時間労働や強い詰めが会社全体で常態化している場合は、社内での改善が難しいこともあります。
「もう少し頑張れば変わる」と期限を決めずに耐えるのではなく、誰に何を相談し、いつまでに変化がなければ転職を進めるのかを決めておくと判断しやすくなります。
退職理由を次の仕事の希望条件へ変換できるか
転職活動では、「営業が嫌だった」「上司が厳しかった」だけでなく、次の職場で何を変えたいのかを説明できるようにします。
たとえば、新規開拓が負担だった場合は、既存顧客の割合や顧客獲得方法を確認します。休日対応が負担だった場合は、休日連絡や当番制度の有無が確認項目になります。
退職理由を前職への不満だけで終わらせず、次の求人を比較する条件へ変えることが重要です。
退職後の生活と転職活動の準備ができているか
退職してから転職活動を始める場合は、生活費や活動期間も確認しておきましょう。
収入がない状態が続くと、仕事内容を十分に比較せず、早く内定が出た会社へ決めてしまうことがあります。
少なくとも、毎月必要な生活費、貯蓄で対応できる期間、退職日、転職活動を始める時期は整理しておく必要があります。
在職中に活動できる状態なら、求人を比較してから退職を決める方法もあります。ただし、心身への負担が強い場合まで、在職中の転職活動にこだわる必要はありません。
仕事を続けることで心身への影響が強くなっていないか
眠れない、食欲が落ちた、出勤前に強い不安を感じる、休日も仕事のことが頭から離れないなど、生活に影響が出ている場合は注意が必要です。
このような状態では、営業を続けるかどうかの整理よりも、まず仕事から距離を置き、身近な人や医療機関、会社外の相談窓口などへ相談することを優先してください。
体調への影響が強いときまで、「短期離職になるから」「20代で辞めるのは甘えだから」と無理に続ける必要はありません。
退職前にすべての答えを決める必要はありませんが、少なくとも、辞めたい原因、改善の可能性、次に避ける条件、生活面の準備を整理してから動くと、転職先を選びやすくなります。
営業を辞めたい理由を、次の求人選びの条件に変える
次の仕事を選ぶときは、「営業以外なら何でもいい」と考えるのではなく、営業で何が負担だったのかを求人の確認条件へ変えることが大切です。
営業職を続ける場合も、別職種へ移る場合も、仕事内容や職種名だけで判断すると、転職後に同じ悩みを繰り返す可能性があります。
まずは、これまでの営業経験で得たものと、今後避けたい条件を分けて整理しましょう。
営業経験を具体的な業務に分けて整理する
営業職を辞めても、これまでの経験がすべて無駄になるわけではありません。
ただし、「コミュニケーション能力があります」と抽象的にまとめるだけでは、次の仕事で生かせる経験が伝わりにくくなります。
実際に担当してきた業務へ分けて整理してみましょう。
- 顧客の希望や不満を聞き出した経験
- 商品やサービスを分かりやすく説明した経験
- 目標から逆算して行動量を決めた経験
- 顧客と社内担当者の間を調整した経験
- 商談や訪問予定を管理した経験
- クレームや契約後の問い合わせに対応した経験
- 提案資料や見積書を作成した経験
- 担当業界や商材について得た知識
これらの経験は、営業職以外へ移る場合にも生かせる可能性があります。
ただし、職種名だけで向いていると判断せず、顧客対応、資料作成、社内調整、数値管理など、実際に担当する業務との共通点を確認しましょう。
営業を続ける場合は、営業方法と評価制度を確認する
営業職を辞めたい原因が、新規開拓や現在の評価制度に限られている場合は、別の会社で営業を続ける選択肢があります。
たとえば、テレアポや飛び込み営業が負担だった人でも、既存顧客への提案や問い合わせ対応が中心であれば、負担の感じ方が変わることがあります。
営業職を続ける場合は、求人票や面接で次の条件を確認しましょう。
- 新規顧客と既存顧客の割合
- テレアポや飛び込み営業の有無
- 反響営業や紹介営業が中心か
- 個人営業か法人営業か
- 個人目標かチーム目標か
- 未達時にどのような指導があるか
- 固定給とインセンティブの割合
- 休日や営業時間外の顧客対応があるか
「ルート営業」「反響営業」と書かれていても、新規開拓や目標がまったくないとは限りません。職種名や求人の名称だけで判断せず、具体的な業務内容まで確認することが必要です。
別職種へ移る場合は、対人業務と評価方法を確認する
営業以外の仕事でも、顧客対応、社内調整、電話対応、数値目標などが含まれる場合があります。
そのため、「営業職ではないから負担が少ない」と判断せず、実際に担当する業務と評価方法を確認しましょう。
- 顧客や社外の人と接する時間
- 電話対応やクレーム対応の有無
- 個人目標や処理件数の設定
- 一人で作業する時間とチームで動く時間
- 繁忙期の残業や休日対応
- 未経験者向けの研修や引き継ぎ
職種名ではなく、1日の業務内容や評価方法まで確認することで、転職後のミスマッチを減らしやすくなります。
辞めたい原因ごとに求人で確認する条件を決める
| 営業でつらかったこと | 次の求人で確認する条件 |
|---|---|
| 新規開拓やテレアポがつらい | 新規と既存の割合、顧客獲得方法、反響営業かどうか |
| ノルマのプレッシャーが強い | 個人目標かチーム目標か、評価制度、未達時の対応 |
| 休日や営業時間外の対応が多い | 休日連絡の有無、当番制度、顧客対応時間 |
| 商材を勧めることに納得できない | 商品内容、顧客層、契約後の支援、解約や苦情の傾向 |
| 上司からの詰めや指導がつらい | 面談頻度、営業会議の進め方、教育方法、評価者 |
| 人と話し続けることに疲れた | 顧客対応の量、電話対応、個人作業と対人業務の割合 |
職種を決める前に、避けたい条件と残したい経験を分ける
次の仕事を考えるときは、「営業を辞めたい」という気持ちだけで職種を決めるのではなく、避けたい条件と今後も生かしたい経験を分けましょう。
たとえば、新規開拓は避けたいものの、顧客の話を聞いて支援する業務は続けたい人もいます。反対に、顧客対応そのものから離れたい人もいます。
この違いによって、次の求人で確認すべき業務内容や勤務条件は変わります。
営業を続ける場合も別職種へ移る場合も、営業を辞めたい原因が次の職場で繰り返されないかを基準に求人を比較することが大切です。
一人で判断しにくい場合は、転職を決める前に相談する方法もあります
営業を続けるか、会社を変えるか、別職種へ移るかを一人で決められない場合は、転職支援サービスなどへ相談しながら経歴や希望条件を整理する方法があります。
相談するときは、「営業を辞めたい」とだけ伝えるのではなく、新規開拓、商材、評価制度、上司、残業など、現在負担になっていることを具体的に伝えましょう。
転職するか決めていない段階でも相談できますが、紹介された求人へ必ず応募する必要はありません。担当者の説明だけで決めず、仕事内容や評価制度、営業方法などは自分でも確認することが大切です。
転職を決める前に相談してよいのか不安な人は、以下の記事も参考にしてください。
20代で転職エージェントに相談するのは早い?一人で抱える前に知ること
営業職を辞めたいときに避けたい3つの判断
営業職を辞めたい気持ちが強いときは、今の苦しさから離れることを優先し、次の仕事を十分に比較できなくなることがあります。
心身への負担が強い場合まで無理に働き続ける必要はありませんが、退職や転職を急ぐあまり、辞めたい原因を取り違えないように注意が必要です。
- つらかった日の感情だけで退職を決める
- 現在の会社だけを見て、営業職すべてが合わないと判断する
- 「営業ではない」という理由だけで次の仕事を選ぶ
退職を決める場合は、辞めたい原因、次の仕事で避けたい条件、退職後の生活費や転職活動の進め方を整理しておきましょう。
新規開拓、テレアポ、個人ノルマ、現在の商材だけが負担になっている場合は、既存営業や反響営業、別業界の営業へ移ることで改善する可能性があります。
一方で、営業以外の職種にも、顧客対応、電話対応、数値目標、残業がある場合があります。職種名だけで判断せず、実際の業務内容、評価方法、対人業務の割合、休日対応まで確認することが大切です。
ただし、眠れない、食欲が落ちた、出勤前に強い不安を感じるなど、日常生活に影響が出ている場合は、準備が整うまで我慢することを優先しないでください。
一人で判断できないとき、相談先に伝えること
営業を辞めるか、別の会社で営業を続けるかを一人で判断しにくい場合は、転職支援サービスなどへ相談しながら整理する方法があります。
相談前に結論を決めておく必要はありません。ただし、「営業を辞めたい」とだけ伝えるより、現在負担になっていることや、次の仕事で避けたい条件を具体的に伝えた方が、求人を比較しやすくなります。
相談時に伝えたい4つのこと
- テレアポ、個人ノルマ、商材、休日対応など、負担になっている業務
- 営業を完全に辞めたいのか、別の営業方法なら検討できるのか
- 次の仕事で避けたい営業方法、評価制度、勤務条件
- 担当顧客、提案、資料作成、社内調整など、これまで経験した業務
負担になっている業務を具体的に伝える
営業職全体への不満ではなく、特に負担を感じている業務を伝えましょう。
たとえば、「新規の電話営業がつらい」「個人ノルマのプレッシャーが強い」「商材に納得できない」「休日の顧客対応が多い」などです。
うまく言葉にできない場合は、「商談前に強い不安を感じる」「休日も仕事のことが頭から離れない」といった、実際に起きていることから伝えても構いません。
営業を完全に辞めたいのか、別の営業なら検討できるのか伝える
相談時には、営業職そのものから離れたいのか、会社や営業方法が変われば続けられる可能性があるのかも伝えます。
「新規の電話営業は続けたくありませんが、既存顧客への対応は苦になりません」
「営業を続けたいか自分でも決められていないので、別職種とも比較したいです」
「商材への不信感が大きく、営業そのものが嫌なのか判断できていません」
まだ結論が出ていない場合は、無理に「営業を辞める」と決めず、迷っている状態をそのまま伝えて問題ありません。
次の仕事で避けたい条件を伝える
希望職種だけでなく、転職後に繰り返したくない条件も伝えましょう。
「残業が少ない会社」「人間関係が良い会社」といった抽象的な希望だけではなく、月の残業時間、休日連絡の頻度、新規営業の割合、個人目標の有無、未達時の指導方法など、求人ごとに確認できる条件へ具体化します。
これまで担当した業務を伝える
営業を辞めたいと感じていても、これまでの経験をすべて否定する必要はありません。
売上や契約件数だけでなく、担当顧客、提案内容、資料作成、社内調整、クレーム対応、後輩指導など、実際に担当した業務を伝えましょう。
目立つ実績がなくても、「既存顧客を何社担当したか」「どのような提案をしたか」「どの部署と調整したか」まで分けると、別職種でも生かせる経験を整理しやすくなります。
相談したからといって、紹介された求人へ必ず応募する必要はありません。仕事内容、評価制度、営業方法、残業や休日対応は、自分でも確認したうえで判断しましょう。
一人で求人条件を比較しにくい場合の対処法
求人票だけでは、新規営業の割合、個人ノルマ、未達時の指導方法、休日対応などを十分に確認できない場合があります。
一人で比較しにくい場合は、20代向けの転職支援サービスへ、これまでの営業経験や次の仕事で避けたい条件を伝えて相談する方法があります。
ただし、相談すれば自分に合う仕事が必ず見つかるわけではありません。紹介された求人へすぐ応募せず、仕事内容や勤務条件は自分でも確認しましょう。
次の求人で避けたい条件を整理して相談する
第二新卒エージェントneoでは、20代の就職・転職について相談できます。
新規開拓の割合、評価制度、残業や休日対応など、次の職場で繰り返したくない条件を伝え、紹介求人の仕事内容と照らし合わせて判断しましょう。
紹介求人へ必ず応募する必要はありません。仕事内容や条件を自分でも確認したうえで判断してください。
まとめ|営業を辞めるか会社を変えるか、原因を分けて判断しよう
営業職を辞めたいと感じても、営業そのものが合っていないとは限りません。
新規開拓、商材、顧客層、評価制度、上司、残業など、現在の会社や営業方法が原因になっている場合もあります。
会社や営業方法を変えても、顧客との交渉や数字を追う働き方への負担が残りそうなら、営業職以外への転職を検討する余地があります。
転職先を選ぶときは、前職でつらかったことを、新規営業の割合、評価方法、休日対応、顧客対応の量など、次の求人で確認する条件へ変えましょう。
営業を辞める場合も、別の会社で営業を続ける場合も、同じ原因を次の職場で繰り返さないかを基準に判断することが大切です。



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