「施工管理に興味はあるけれど、パソコンが苦手でも働けるのだろうか」と不安に感じていませんか。
施工管理は現場を確認するだけの仕事ではありません。現場写真の整理、日報や報告書の作成、Excelへの入力、メールでの連絡など、パソコンを使う業務もあります。
ただし、未経験者が応募時点から高度なパソコン操作やCAD経験を求められるとは限りません。
必要な操作は、会社や配属先、未経験者に用意されている研修内容によって異なります。そのため、「パソコンが苦手だから施工管理は無理」と決めつけるのではなく、求人票に書かれた応募条件と入社後の教育体制を確認することが大切です。
この記事で分かること
- 施工管理で行う主なパソコン業務
- 応募時点でできたほうがよい基本操作
- 入社後の研修で覚えられる可能性がある操作
- 求人票の「基本的なPC操作」の確認方法
- パソコンが苦手な人が応募前に聞きたい質問
人材派遣営業として技術系人材の求人に関わった経験から見ても、「未経験歓迎」「研修あり」「基本的なPC操作」といった表現だけでは、応募者が実際にどこまでできればよいのか分かりにくいことがあります。
この記事では、施工管理未経験者が現在のパソコンスキルで応募できる求人かを判断できるように、仕事内容だけでなく、求人票や面談で確認したいポイントまで解説します。
筆者
人材営業の視点から、求人票の確認ポイントを整理します
私は人材派遣会社で、技術系人材の企業提案と求職者対応を経験しました。
本記事では、求人票の表現と実際に確認したい条件を、人材営業の視点から分かりやすく整理します。
施工管理はパソコンが苦手でも応募できる
パソコンが苦手だからといって、施工管理の未経験求人へ応募できないとは限りません。
未経験者を対象にした求人の中には、入社時点で高度なExcel操作やCAD経験を求めず、入社後の研修や実務を通じて覚えることを前提にしているものがあります。
ただし、施工管理は現場を見回るだけの仕事ではありません。
現場写真の整理、日報や報告書の作成、メールでの連絡、工程表への入力など、パソコンを使う業務もあります。
応募できるかどうかは「パソコンが得意か」だけでは決まらない
重要なのは、応募時点で求められる操作と、入社後に研修で覚えられる操作を分けて確認することです。
たとえば、同じ「基本的なPC操作ができる方」という求人でも、文字入力やメール送信ができればよい場合もあれば、Excelで表を作成したり、既存の工程表を修正したりすることまで求められる場合もあります。
また、「未経験歓迎」「研修あり」と書かれていても、パソコン操作やCADの研修が含まれているとは限りません。
研修内容が安全教育や施工管理の基礎知識だけで、Excelや写真管理ソフトの操作は配属後に覚える求人も考えられます。
そのため、パソコンが苦手な人は、求人票の言葉だけで「自分には無理」「未経験なら何もできなくても大丈夫」と判断しないほうがよいでしょう。
応募前に、必要なPCスキル、研修内容、配属後に最初に任される業務を確認すれば、自分の現在のスキルで応募できる求人か判断しやすくなります。
施工管理で行う主なパソコン業務
施工管理では、現場の状況を確認するだけでなく、記録や報告、関係者との連絡にもパソコンを使います。
ただし、すべての業務を未経験者が入社直後から一人で担当するとは限りません。
会社や現場によっては、先輩の補助として入力や写真整理から始め、仕事の流れを覚えながら担当範囲を広げていく場合があります。
現場写真の保存と整理
施工管理では、工事の進み具合や完成後に見えなくなる部分を記録するため、現場写真を扱います。
撮影した写真をパソコンへ取り込み、工事内容、撮影日、施工場所などに分けて整理する作業があります。
会社によっては、専用の写真管理ソフトや施工管理アプリを使用します。入社前から操作できることを求められるとは限りませんが、ファイルの保存やフォルダ整理などの基本操作は使う可能性があります。
日報や報告書の作成
現場で行われた作業や進捗を記録するため、日報や報告書を作成します。
未経験者の場合は、最初から文章をすべて考えて作るのではなく、決められた書式に作業内容や人数、時間などを入力する業務から始めることも考えられます。
ただし、入力する項目や書類の種類は現場ごとに異なるため、どのような書類を担当するのかは応募前に確認しておきましょう。
Excelへの入力や工程表の確認
施工管理では、作業予定、資材、作業員、工事の進捗などをExcelで管理することがあります。
既存の表に文字や数字を入力するだけの場合もあれば、表の修正や簡単な計算を求められる場合もあります。
「Excelを使用」と求人票に書かれていても、入力が中心なのか、関数や表作成まで必要なのかによって難易度は変わります。
メールや社内システムでの連絡
施工管理は、現場の作業員だけでなく、上司、協力会社、発注者など複数の関係者と連絡を取る仕事です。
メールで資料を送ったり、社内システムへ進捗を入力したりする業務があります。
文章を入力できることに加え、宛先や添付ファイルを確認して送信する基本操作も必要になります。
CADで図面を確認・修正する
会社や配属先によっては、CADを使って図面を確認したり、簡単な修正をしたりすることがあります。
ただし、すべての未経験施工管理求人で、応募時点からCAD操作を求められるわけではありません。
求人票に「CAD経験者歓迎」と書かれている場合は、必須条件なのか、入社後に覚えればよいのかを確認しましょう。
パソコン業務の量は配属先によって異なる
同じ施工管理でも、現場の規模、工事の種類、会社の分業体制によって、写真整理や書類作成を担当する割合は変わります。仕事内容の一覧だけで判断せず、未経験者が最初に担当するPC業務まで確認することが大切です。
応募時点で最低限できたほうがよいパソコン操作
施工管理未経験者向けの求人では、応募時点から高度なExcel関数やCAD操作を求めない場合があります。
一方で、入社後の研修や実務を進めるために、文字入力やファイル保存などの基本操作ができることを前提にしている求人もあります。
パソコンが苦手な人は、すべてを完璧に覚えようとするのではなく、まずは次の操作ができるか確認してみましょう。
文字や数字を入力できる
日報、報告書、工程表などでは、パソコンで文字や数字を入力します。
入力速度が速くなくても、間違いを修正しながら文章や数字を入力できれば、基本的な作業には対応しやすくなります。
日本語と英数字の切り替え、文字の削除、コピーと貼り付けなども練習しておくと安心です。
ファイルを保存して後から探せる
施工管理では、現場写真や書類をパソコン上で保管することがあります。
指定された場所にファイルを保存し、ファイル名を変更したり、フォルダを作成したりする基本操作が必要になる可能性があります。
保存したファイルがどこにあるか分からなくなる人は、フォルダ分けやファイル名の付け方から練習するとよいでしょう。
メールを送受信できる
メールでは、件名と本文を入力するだけでなく、資料や写真を添付して送ることがあります。
宛先、件名、本文、添付ファイルを確認して送信し、届いたメールへ返信できるか確認しておきましょう。
入社前からビジネスメールを完璧に書ける必要はありませんが、メールの基本的な送受信に慣れていると研修を受けやすくなります。
ExcelやWordの既存資料へ入力できる
未経験者の場合、最初から資料を一から作るのではなく、会社が用意したひな型や既存の表へ入力する業務から始めることがあります。
Excelのセルに文字や数字を入力する、Wordの文章を修正する、資料を保存するなどの操作ができると、入社後の業務に対応しやすくなります。
ただし、関数や表作成まで必要かどうかは求人によって異なります。
印刷やPDF保存ができる
作成した書類を印刷したり、PDF形式で保存してメールへ添付したりすることがあります。
プリンターの細かな設定まで覚える必要はありませんが、印刷画面を開く、印刷するページを選ぶ、PDFとして保存するといった操作に触れておくと安心です。
高度な操作より、基本操作を自分で行えることが大切
未経験者が応募前から難しいExcel関数やCADをすべて覚える必要があるとは限りません。まずは、入力、保存、メール、既存資料の修正など、日常的に使う基本操作を自分で行えるか確認しましょう。
ここで挙げた操作ができないからといって、施工管理への転職を諦める必要はありません。
応募前に練習できる操作と、入社後の研修で覚える操作を分けて考えることが大切です。
入社後の研修で覚えられる可能性があるパソコン操作
施工管理未経験者向けの求人では、入社後の研修や配属先での指導を通じて、業務に必要なパソコン操作を覚えることがあります。
ただし、「研修あり」と書かれているからといって、Excel、CAD、写真管理ソフトなどの操作をすべて基礎から教えてもらえるとは限りません。
研修の対象となる操作と、入社前からできることを求められる操作を分けて確認しましょう。
施工管理ソフトや社内システムの操作
会社独自の施工管理システムや勤怠管理システムは、入社前に使った経験がない人が多いため、操作方法を入社後に説明してもらえる場合があります。
たとえば、進捗の入力、作業予定の登録、書類の提出、現場情報の共有などを、社内ルールに沿って覚えていきます。
ただし、説明会や動画を見るだけなのか、実際に操作しながら教えてもらえるのかによって理解のしやすさは変わります。
写真管理ソフトの使い方
現場写真は、撮影するだけでなく、工事内容や撮影場所ごとに整理し、必要に応じて提出用の資料にまとめます。
使用するソフトや分類方法は会社ごとに異なるため、入社後にルールを覚えることになる場合があります。
一方で、ファイルの保存やフォルダ整理など、パソコンの基本操作まで研修に含まれるかは求人によって異なります。
CADの基本操作
未経験者向けの研修に、CADの画面の見方や簡単な操作が含まれている求人もあります。
ただし、CAD研修がある求人でも、研修後に図面を一から作成するのか、既存図面の確認や簡単な修正を行うのかで求められるレベルは変わります。
求人票に「CAD研修あり」と書かれている場合は、研修期間と研修後の担当業務まで確認しましょう。
工程表や安全書類への入力
施工管理では、工程表、安全関係の書類、作業員名簿などを扱うことがあります。
未経験者は、既存の書式に必要な情報を入力する業務から始める場合があります。
最初は先輩が作成した資料を修正するだけなのか、自分で内容を判断して作成するのかによって難易度は異なります。
メールや報告書の社内ルール
メールの宛先、報告する内容、書類の提出方法などには、会社や現場ごとのルールがあります。
基本的なメール操作ができても、誰にどのタイミングで報告するかは入社後に覚える必要があります。
研修では、操作方法だけでなく、報告や連絡の流れまで説明してもらえるか確認すると安心です。
「研修あり」だけではPC研修の範囲は分からない
求人票に研修ありと書かれていても、安全教育や建設業界の基礎知識が中心で、ExcelやCADの操作は配属後に覚える場合があります。研修名だけで判断せず、具体的な内容を確認しましょう。
研修内容を確認するときは、操作方法を教えてもらえるかだけでなく、研修後に誰へ質問できるのかも重要です。
配属後のフォロー担当者や先輩がいるか、分からない操作を相談できる体制があるかも、応募前に確認しておきましょう。
「基本的なPC操作」と書かれた求人で確認すること
施工管理未経験者向けの求人では、「基本的なPC操作ができる方」「Excel・Wordを使用できる方」と書かれていることがあります。
ただし、基本的なPC操作がどこまでを指すのかは、会社や配属先によって異なります。
文字入力やメール送信ができればよい場合もあれば、Excelで表を修正したり、工程表へ入力したりすることまで求められる場合もあります。
求人票の表現だけで自分にできるか判断せず、実際の業務内容へ分けて確認しましょう。
文字入力だけでよいのか
まず確認したいのは、パソコン業務が文字や数字の入力を中心としたものかどうかです。
既存の書式に作業内容や人数を入力する業務であれば、難しい関数や資料作成を求められない可能性があります。
一方で、入力した内容をもとに文章をまとめたり、自分で報告書を作ったりする場合は、必要なスキルが変わります。
Excelは入力だけか、表作成や関数も必要か
求人票に「Excelを使用」と書かれていても、必要な操作は一つではありません。
既存の表へ数字を入力するだけなのか、表の行や列を追加するのか、SUMなどの簡単な関数を使うのかを確認しましょう。
未経験者が最初に担当する操作と、仕事に慣れた後に担当する操作を分けて聞くと、自分に必要な準備を判断しやすくなります。
Wordは文章入力だけか、書類作成まで行うのか
Wordを使用する求人でも、既存文書の修正が中心の場合と、報告書を一から作成する場合では難易度が異なります。
文章の入力、文字の大きさや配置の修正、表の挿入など、どの程度の操作を求められるか確認しておきましょう。
CADは必須条件か歓迎条件か
「CAD経験者歓迎」と書かれている場合、CAD経験がなくても応募できる可能性があります。
ただし、歓迎条件だからといって、入社後にCADを使わないとは限りません。
応募時点で操作できる必要があるのか、入社後の研修で学べるのか、配属後は図面の確認だけなのか、簡単な修正まで行うのかを確認しましょう。
PC研修が入社後の研修に含まれるか
「未経験者向け研修あり」と書かれていても、研修内容が施工管理の基礎知識や安全教育に限られている場合があります。
Excel、Word、CAD、写真管理ソフトなどの操作も教えてもらえるのかを確認することが大切です。
研修がある場合は、期間だけでなく、座学中心なのか、実際にパソコンを操作する時間があるのかも聞いてみましょう。
配属後に最初に任されるPC業務は何か
応募前に、未経験者が配属後に最初に担当する業務を確認しておきましょう。
写真整理やデータ入力から始めるのか、日報や工程表の作成まで任されるのかによって、入社直後に必要なスキルは変わります。
「研修後は現場へ配属」とだけ書かれている場合は、配属後の具体的な仕事まで確認したほうが安心です。
求人票の言葉を具体的な作業へ置き換えて確認する
「基本的なPC操作」「Excelを使用」「研修あり」といった表現だけでは、応募時点で必要なレベルは分かりません。入力、表作成、CAD、写真整理など、実際に行う操作へ分けて確認しましょう。
人材営業として求人条件を確認する中でも、企業側が考える「基本操作」と、応募者が想像する「基本操作」が一致していないことがあります。
分からない表現をそのままにせず、具体的に何ができれば応募条件を満たすのかを確認することが、入社後のミスマッチを防ぐことにつながります。
筆者の体験談
求人票の「基本操作」だけでは、必要なレベルを判断しにくいと感じました
私は人材派遣会社で、技術系人材を中心に、企業への人材提案と求職者対応を担当してきました。
その中で感じたのは、求人票に書かれた「基本的なPC操作」という言葉だけでは、企業が実際にどこまでの操作を求めているのか、応募者には伝わりにくいということです。
企業側は、文字入力や既存のExcel表への入力ができればよいと考えていても、求職者側が「関数や資料作成までできないと応募できない」と不安に感じることがあります。
反対に、求職者側はデータ入力程度を想定していたものの、企業側は表の修正や報告書の作成まで任せる予定だった、という認識のずれが起こる可能性もあります。
このようなずれを避けるには、「パソコンは使えますか」とだけ確認するのではなく、Excelは入力だけか、表作成も行うのか、写真整理やCADは担当するのかまで、具体的な作業に分けて確認することが大切だと考えています。
パソコンが苦手な人が応募前に聞きたい質問
求人票を読んでも、施工管理で必要なパソコン操作や研修の範囲が分からないことがあります。
その場合は、「パソコンが苦手です」とだけ伝えるのではなく、実際の業務に沿って具体的に質問しましょう。
必要なスキルを確認したうえで応募すれば、入社後に「想像していたよりパソコン業務が多かった」と感じるリスクを減らせます。
未経験者は最初にどのパソコン業務を担当しますか
配属後に最初から日報や工程表を作成するのか、写真整理やデータ入力などの補助業務から始めるのかを確認します。
仕事内容を聞くときは、「パソコンを使いますか」だけではなく、未経験者が最初に担当する具体的な作業まで聞くことが大切です。
Excelはどの程度使えればよいですか
Excelを使用する場合は、既存の表への入力だけでよいのか、表の作成や関数まで必要なのかを確認します。
たとえば、次のように質問すると、求められるレベルを把握しやすくなります。
「Excelは文字や数字の入力ができればよいでしょうか。それとも、表作成や関数を使う業務もありますか」
CADは応募時点で使える必要がありますか
CADを使った経験がない場合は、応募条件として必須なのか、入社後に学べるのかを確認しましょう。
あわせて、配属後に図面を見るだけなのか、簡単な修正を行うのか、図面を一から作成する可能性があるのかも聞いておくと安心です。
PC操作やCADの研修はありますか
研修の有無だけでなく、実際にパソコンを操作する研修が含まれているかを確認します。
研修期間、研修で扱うソフト、研修後に求められる操作まで聞くと、入社前に何を練習すべきか判断しやすくなります。
配属後に操作方法を質問できる人はいますか
研修で一度説明を受けても、実際の現場で操作すると分からないことが出てくる可能性があります。
配属後に先輩へ質問できるのか、フォロー担当者がいるのか、マニュアルが用意されているのかを確認しましょう。
使用するソフトやシステムを教えてもらえますか
写真管理、工程表、日報、図面などに、どのソフトやシステムを使うのか聞いておくと、仕事内容をイメージしやすくなります。
ソフト名が分かれば、入社前に基本画面や用途を調べることもできます。
パソコン業務は1日にどのくらいありますか
施工管理は現場業務とデスクワークの両方を行いますが、その割合は会社や現場によって異なります。
パソコン業務が1日の一部なのか、書類作成にまとまった時間を使うのかを確認すると、自分に合う働き方か判断しやすくなります。
「苦手です」で終わらず、現在できる操作も伝える
面談では、「パソコンが苦手です」とだけ伝えるのではなく、「文字入力やメールはできますが、Excelの関数とCADは未経験です」のように、できる操作と未経験の操作を分けて伝えましょう。
現在のスキルを具体的に伝えれば、企業や転職支援の担当者も、応募条件を満たしているか判断しやすくなります。
分からない操作を隠して応募するのではなく、研修で覚えられる範囲と入社前に準備する範囲を確認することが重要です。
パソコンが苦手な人が追加確認したい施工管理求人
求人票に分かりにくい表現があるからといって、その求人に問題があるとは限りません。
ただし、必要なパソコン操作や研修内容が曖昧なまま応募すると、入社後に想定していた仕事内容との違いが出る可能性があります。
次のような求人を見つけた場合は、すぐに応募対象から外すのではなく、不明点を確認してから判断しましょう。
「研修充実」とだけ書かれている
求人票に「充実した研修」「未経験でも安心」と書かれていても、研修内容が具体的に分からない場合があります。
施工管理の基礎知識や安全教育は含まれていても、Excel、Word、CAD、写真管理ソフトなどの操作研修まで用意されているとは限りません。
パソコンが苦手な人は、研修期間だけでなく、実際にパソコンを操作する時間があるか、どのソフトを扱うかまで確認しましょう。
「基本的なPC操作」の基準が書かれていない
「基本的なPC操作ができる方」という条件だけでは、文字入力やメールができればよいのか、Excelで表を作成する必要があるのか判断できません。
応募条件を満たしていないと思って見送る前に、具体的にどの操作が必要なのか確認してみましょう。
反対に、文字入力だけで大丈夫だと思って応募すると、入社後にExcelや書類作成を求められる可能性もあります。
「CAD経験者歓迎」と「CAD必須」の違いが分かりにくい
CAD経験者歓迎と書かれている場合、未経験でも応募できる可能性があります。
ただし、求人票の別の場所にCAD操作が仕事内容として書かれていたり、配属後に操作を求められたりする場合があります。
CAD経験がない人は、応募可能かどうかだけでなく、入社後の研修と担当する操作の範囲も確認しましょう。
配属後の仕事内容が「施工管理補助」としか書かれていない
施工管理補助という職種名だけでは、現場写真の撮影、書類作成、データ入力、図面確認など、どの業務を担当するのか分かりません。
同じ施工管理補助でも、現場での確認業務が多い求人と、パソコンを使った事務作業が多い求人があります。
未経験者が最初に担当する仕事と、PC業務の割合を確認しておきましょう。
研修後のフォロー体制が分からない
研修中に操作方法を教えてもらえても、配属後に質問できる人がいなければ、分からない操作を一人で抱える可能性があります。
配属先に指導担当者がいるのか、定期的な面談があるのか、操作マニュアルが用意されているのかを確認すると安心です。
複数の配属先があり、担当業務が決まっていない
入社後に配属先が決まる求人では、配属される現場によって使用するソフトやパソコン業務の量が変わることがあります。
応募時点で配属先を確定できない場合は、未経験者が配属される可能性のある業務と、配属後の教育体制を確認しましょう。
曖昧な求人をすぐに避けるのではなく、具体的な業務へ分けて確認する
求人票に書ける情報には限りがあります。不明点がある場合は、「未経験でも大丈夫ですか」と聞くだけでなく、最初に担当するPC業務、必要なExcel操作、CAD研修、配属後のフォロー体制まで分けて確認しましょう。
確認した内容が自分の現在のスキルとかけ離れている場合は、無理に応募する必要はありません。
一方で、入力や写真整理から始められ、研修やフォロー体制が整っている求人であれば、パソコンが苦手でも段階的に仕事を覚えられる可能性があります。
応募前にパソコン操作を練習するなら何から始めるか
パソコンが苦手な人は、施工管理へ応募する前に、業務で使う可能性が高い基本操作から練習しておくと安心です。
最初から難しいExcel関数やCADをすべて覚える必要はありません。
求人によって必要な操作は異なるため、まずは多くの仕事で使う基本操作に慣れ、その後に応募先で必要なスキルを確認しましょう。
文字入力とコピー・貼り付け
日報や報告書を作成する際は、文字や数字を入力します。
入力速度を急に上げようとするよりも、間違えた文字を修正しながら、必要な内容を正しく入力できることを優先しましょう。
あわせて、コピー、切り取り、貼り付けなどの基本操作に慣れておくと、書類の修正を行いやすくなります。
ファイルの保存とフォルダ整理
施工管理では、現場写真や書類を後から確認できるように保存・整理することがあります。
新しいフォルダを作る、ファイル名を変更する、指定した場所に保存する、保存したファイルを探すといった操作を練習しておきましょう。
たとえば、写真を日付や内容ごとのフォルダに分ける練習をすると、現場写真の整理をイメージしやすくなります。
Excelの既存表へ文字や数字を入力する
Excelは、最初から表を作るよりも、用意された表へ文字や数字を入力する練習から始めましょう。
セルを選択して入力する、行や列の幅を調整する、入力した内容を修正する、上書き保存するといった操作が基本になります。
求人票や面談で関数が必要だと分かった場合は、その後にSUMなどの簡単な操作を覚えても遅くありません。
Wordの既存文書を修正する
Wordでは、文章を一から作ることよりも、既存の文書へ文字を追加したり、内容を修正したりする業務から始める場合があります。
文字の入力、改行、削除、文字サイズの変更、名前を付けて保存する操作を練習しておきましょう。
メールにファイルを添付して送る
施工管理では、写真や書類をメールで送る可能性があります。
宛先、件名、本文を入力し、ファイルを添付して送信する流れを練習しましょう。
添付したつもりで送信し忘れないように、送信前に宛先と添付ファイルを確認する習慣も大切です。
PDFとして保存する
作成した書類をPDF形式にして、メールで共有することがあります。
ExcelやWordの資料をPDFとして保存する方法や、保存したPDFを開いて内容を確認する操作に触れておくと安心です。
CADは応募先の条件を確認してからでもよい
CADを使用しない配属先や、入社後に研修を受けられる求人もあります。応募先が決まる前から特定のCADソフトを深く学ぶより、まずは求人票や面談で、応募時点の経験が必要か確認しましょう。
応募前の準備は、すべての操作を完璧にするためではありません。
自分ができる操作と、まだできない操作を把握し、面談で具体的に伝えられる状態にすることが目的です。
「文字入力やメールはできるが、Excelの関数とCADは未経験」のように整理しておけば、自分のスキルに合う求人か確認しやすくなります。
自分のPCスキルで応募できるか迷う場合
施工管理未経験者向けの求人でも、応募時点で求められるパソコン操作や、入社後に受けられる研修内容は異なります。
文字入力やメールができれば応募を検討できる求人もあれば、Excelでの資料作成やCADの操作経験を応募条件としている求人もあります。
そのため、「未経験歓迎」と書かれているだけで応募を決めず、自分ができる操作と、求人側が求めるスキルを照らし合わせることが大切です。
応募前に整理しておきたいこと
- 現在できるパソコン操作
- まだ経験していない操作
- 入社前に練習できる操作
- 研修で教えてほしい操作
- 配属後に最初に任されるPC業務
たとえば、「文字入力、メール、Excelへの簡単な入力はできるが、関数やCADは未経験」と整理しておけば、応募条件を満たしているか確認しやすくなります。
求人票だけでは必要なPCスキルや研修内容を判断できない場合は、施工管理未経験者向けの求人を扱う転職支援サービスへ相談する方法もあります。
未経験求人の仕事内容や研修を一人で判断しにくい人へ
GKSキャリアは、施工管理未経験者を対象とした転職支援サービスです。
現在できるパソコン操作と未経験の操作を担当者へ伝えたうえで、求人の仕事内容、研修内容、配属後に担当する業務について相談できます。
「未経験歓迎」「研修あり」と書かれた求人でも、PC操作やCADをどこまで教えてもらえるかは求人によって異なります。応募前に確認したい条件を整理する目的で利用しましょう。
GKSキャリアの主な対象者
- 19~32歳
- 施工管理未経験者
- 現在の居住地と希望勤務地の両方が対象地域に入る人
対象地域は、東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県・愛知県・大阪府です。
年齢や地域などの条件に当てはまる人は、自分のPCスキルを伝えたうえで、未経験者が担当する仕事内容や研修について相談してみましょう。
なお、「研修あり」という表現だけでは、PC操作やCADの研修まで含まれているか判断できません。
研修期間、研修中の給与、研修後の配属業務なども確認したい人は、以下の記事も参考にしてください。
施工管理の未経験研修は何をする?「研修あり」の求人で確認したい7項目
施工管理のパソコン業務に関するよくある質問
タイピングが遅くても施工管理へ応募できますか?
タイピングが遅いという理由だけで、施工管理未経験求人へ応募できないとは限りません。
速さよりも、文字や数字を間違いなく入力し、修正できることが大切です。書類作成の量は求人によって異なるため、未経験者が最初に担当するPC業務も確認しましょう。
Excelの関数が使えなくても大丈夫ですか?
応募時点から複雑な関数を求めない未経験求人もあります。
ただし、既存表への入力だけでよいのか、表作成や簡単な関数も必要なのかは求人によって異なります。応募前に必要な操作を確認してください。
CADを使ったことがなくても応募できますか?
CAD未経験でも応募できる施工管理求人はあります。
「CAD経験者歓迎」と書かれている場合は必須条件ではない可能性がありますが、入社後にCADを使うか、研修で学べるかは確認しておきましょう。
自宅にパソコンがなくても応募できますか?
自宅にパソコンがないことだけで、施工管理求人へ応募できないとは限りません。
ただし、WEB面談、適性検査、書類提出などでパソコンを使う可能性があります。選考方法と、入社前に準備が必要なものを確認しましょう。
業務用パソコンが会社から支給されるか、個人の端末を使用する可能性があるかも確認しておくと安心です。
スマートフォンを使えればパソコンも問題ありませんか?
スマートフォンを使えることと、パソコンの基本操作ができることは同じではありません。
パソコンでは、キーボード入力、ファイル保存、フォルダ整理、メールへのファイル添付、ExcelやWordへの入力などを行います。
パソコンをほとんど使ったことがない場合は、応募前に基本操作へ触れておきましょう。
パソコンが苦手なことは面接で正直に伝えるべきですか?
できない操作を隠すよりも、現在できる操作と未経験の操作を分けて伝えたほうがよいでしょう。
たとえば、「文字入力とメールはできますが、Excelの関数とCADは未経験です」と具体的に伝えます。
現在練習している操作や、入社後に学ぶ意思もあわせて説明すると、企業側が教育の必要性を判断しやすくなります。
施工管理はパソコン業務が多い仕事ですか?
施工管理には、写真整理、日報、報告書、工程表、メールなどのPC業務があります。
ただし、業務量は会社の分業体制、工事の種類、現場の規模、担当範囲によって異なります。未経験者が最初に担当する仕事と、現場業務・書類業務の割合を確認しましょう。
まとめ|パソコンが苦手でも応募条件と研修内容を確認して判断する
パソコンが苦手だからといって、施工管理の未経験求人へ応募できないとは限りません。
未経験者向けの求人には、入社時点で高度なExcel操作やCAD経験を求めず、入社後の研修や配属先で仕事を覚えることを前提にしたものもあります。
一方で、施工管理には、現場写真の整理、日報や報告書の作成、Excelへの入力、メール、図面の確認など、パソコンを使う業務があります。
応募前に確認したいポイント
- 応募時点で必要なパソコン操作
- Excelは入力だけか、表作成や関数まで必要か
- CAD経験が必須か、入社後に学べるか
- PC操作が研修内容に含まれているか
- 配属後に最初に任される業務
- 分からない操作を質問できる体制があるか
求人票に「基本的なPC操作」「未経験歓迎」「研修あり」と書かれていても、具体的な内容は会社や配属先によって異なります。
「パソコンが苦手だから無理」と決めつけるのではなく、現在できる操作と未経験の操作を整理し、応募先が求めるスキルと照らし合わせましょう。
たとえば、「文字入力とメールはできるが、Excelの関数とCADは未経験」のように伝えれば、応募条件を満たしているか確認しやすくなります。
自分だけでは求人票の内容を判断できない場合は、施工管理未経験者向けの求人を扱う担当者へ、研修内容や配属後のPC業務について相談する方法もあります。
大切なのは、パソコンが得意か苦手かだけで判断するのではなく、自分が段階的に仕事を覚えられる求人かを確認してから応募することです。



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